中古ドメインの購入は違法?ペナルティを受けたドメインのリスクとその見分け方 | SEO対策研究室

中古ドメインの購入は違法?ペナルティを受けたドメインのリスクとその見分け方

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要約

  • 中古ドメインの売買は違法ではない
  • 中古ドメインを利用することでSEO効果が期待できる
  • 失敗しない中古ドメインの選び方のポイントは、過去の運用履歴やサイトのジャンルを確認すること

中古ドメインの売買は違法なのか?

中古ドメインを売買すること自体は違法ではありません。

ただし、中古ドメインを購入する前には、そのドメインを使用することが法的に許可されているかどうかを確認する必要があります。

例えば、ドメイン名が他人の登録商標や商標権を侵害している場合は、そのドメインの使用は法的に許可されません。また、そのドメインが過去に悪用されたことがある場合や、著名人の名前や商標を模倣している場合も法的にそのドメインを使用することが許されていません。

以上の点に注意すれば、中古ドメインの売買、運用は問題ないと言えるでしょう。

中古ドメインの活用はSEO効果を高めるための大きなアドバンテージを得られる要素の1つですが、注意すべきポイントを把握することで、持続可能な中古ドメインの運用が行えるようにしましょう。

中古ドメインとはどういうもの?

中古ドメインとは「オールドドメイン」とも呼ばれ、過去に第三者によって運用されていたドメインのことを指します。反対に、誰にも使われてない未使用なドメインは新規ドメインと呼びます。

中古ドメインは過去に運用されていた実績があるので、新規ドメインとは対照的に、中古ドメインの方が信頼度に一日の長がある分、検索エンジンから評価を得やすいという利点があります。

次は、中古ドメインのメリット・デメリットを紹介していきます。

中古ドメインのメリットについて

中古ドメインのメリットには以下のものが挙げられます。

  1. Googleインデックスされやすい 
  2. 既にある被リンクがそのまま受け継がれる
  3. 既にブランディング力を持っている可能性がある
  4. 初期段階からアクセスを得られる可能性がある
  5. 上記を1から構築せずに済む場合があるので、労力や時間などのコストダウンを図れる

中古ドメインは新規ドメインよりも「ドメインパワー」を保有している可能性があります。ドメインパワーとは、ドメインそのものが持つパワーのことで、検索順位・被リンクの数や質・運用歴など、さまざまな要因が絡むことで、固有ドメイン独自の力が上昇していきます。

このドメインの力を活用することで、特定のキーワードが評価され、検索上位に表示される期待値を高めます。

中古ドメインのデメリットや発生しうるリスク

では、中古ドメインのデメリットリスクはどのようなものがあるのでしょうか?

  1. ドメインのパワーをうまく引き出せないリスクがある
  2. ペナルティを引き継ぐリスクがある
  3. 他人の登録商標などを侵害してているドメインだった場合、侵害行為にあたるリスクがある
  4. 販売されている高価な中古ドメインを仕入れる際はコストがかかる
  5. ジャンル・所有者が異なっていると判断された場合は、検索順位が一気に落ちる可能性がある

世界中に星の数ほどある中古ドメインはその種類も多様です。まずは運用履歴を確認して、コンテンツの内容やジャンルなどを見極める必要があります。

中古ドメイン選びを失敗してしまうと、ペナルティを引き継いでしまったり検索順位が落ちてしまうデメリットがあるので注意が必要です。

*別記事の中古ドメインのメリット・デメリットを解説!メリットを活かしてSEO対策につなげようでも詳しく紹介しています。

中古ドメインのSEO効果を高める有効な使い方

SEO効果を最大限に高める使い方として、個人的に被リンク元サイトで活用することがベストである考えています。

中古ドメインを自サイトの運用で使うといった考え方が一般的ですが、被リンク元としてパワーを与える外部サイトとして運用する方法もあります。

中古ドメインをメインサイトとして活用する場合は、ドメインパワーはあるものの、過去のサイト運用歴に検索結果が傾き、本来の力を発揮できないケースがほとんどです。

ネットワーク領域に関する知識が乏しい、または中古ドメインを見極めるテクニックに自信がない場合は、メインサイトで利用することはあまりお勧めしません。

中古ドメインを購入する前に知っておきたいジャンルの大切さ

被リンク元サイトで利用する場合においても、その中古ドメインの履歴とジャンルを確認しておくことが求められます。

中古ドメインのメリットとして、ドメインが持っていたパワーを引き継げることは、既にお伝えしました。被リンク元と被リンク先である自身サイトの事業内容やジャンルの親和性があると、検索順位の向上やアクセス数アップなどのSEO効果が期待できます。

そのためには、中古ドメインが”どんな情報を提供していたのか”が重要な要素となるのです。

ドメインの調べ方については、後述いたします。

中古ドメインの購入後の手続きについて

中古ドメインを購入した後は、確認事項に沿った手続きを踏む必要があります。ドメインの移転がスムーズに行われるように、しっかりと要件を確認しておきましょう。

一般的な例として、購入後のステップは以下のようになります。

  1. 中古ドメイン購入後はレジストラで現状の設定を確認する
  2. Whois情報の登録や変更する
  3. DNSを変更してサーバーの登録や切り替えを行う
  4. Googleサーチコンソールに登録して手動ペナルティがないかチェックを行う
  5. 念のためドメイン有効期限を確認する

特にGoogleが目視でペナルティを課す手動ペナルティをもらっていないかは、すぐにサーチコンソールで確認しておきましょう。

なんらかの要因でドメインが手動ペナルティを受けている状態であると、ペナルティを外すためにトライ&エラーを繰り返す必要があり、サーチコンソールから申請リクエストを行う必要性があります。
通常の状態に戻すにはそれなりの時間がかかることが予想されるので、購入したらすぐにチェックすることをおすすめします。

手動ペナルティはGoogleサーチコンソールの「手動による対策」でチェックすることができます。

【失敗しない】ドメインの選び方と当たりドメインの選び方

失敗しない中古ドメインの選び方は、中古ドメインがどんなコンテンツを配信していたのか、ジャンルは何か、検索エンジンからの評価が付いているのかなど、根気よく調べていくことです。

中古ドメインを活用するの先が、新規サイトであろうと被リンク元サイトであろうと、これらの情報が基本となるので一つ一つ丁寧に見ていきましょう。

中古ドメインで運用されていた履歴やジャンル確認する時に役立つ便利なサイトに、「Wayback Machine」があります。

URLを入力することで、中古ドメインが過去に”どのような情報発信を行っていたか”を調査できる無料ツールで、おおよそのドメインの年齢も合わせて調査することができます。

当たりの中古ドメインの選び方のポイントは、以下が挙げられます。

  1. 中古ドメインを利用するサイトとジャンル親和性があるドメイン
  2. 1人のオーナーが長く所有していたドメイン
  3. 良質な被リンクを受けているドメイン
  4. 日本や欧米諸国で運営されていたドメイン
  5. スパムやペナルティを受けていないドメイン
  6. アクセス数が多かったドメイン

一般的に当たりドメインは、目指すべきサイト像によって異なりますが、これらの項目をクリアしているドメインは、概ね当たりドメインだと言えるでしょう。

その他にも無料でドメインを調査できるチェックツールもありますので、ご自身でも色々と探してみると良いでしょう。

中古ドメインの値段はどれくらい?

中古ドメインが売買される平均的な値段は、通常数千円〜数十万円ほどになります。
高額なものであると、数百万円~一億円近くで落札された事例もあるほどです。

一般的にボリュームがある人気のキーワードで上位表示されていた経歴があったり、アクセス数の多い中古ドメインほど、値段が高くなる傾向があります。現在では、そのドメインの知名度や医療や金融系といったYMYLジャンルもE-E-A-Tを鑑みると”被リンク”も高評価の対象となります。
中央省庁や地方自治体、大手組織・企業といった、本来は獲得が難しい良質な被リンクをもらっていたりすると、更に値段が釣り上がります。

中古ドメインを購入する前は、無理のない範囲で予算を定め、計画的に購入しましょう。

中古ドメインの違法な使われ方とは?

近年、中古ドメインを悪用した様々な問題が増加しているようです。冒頭にお伝えしたように、中古ドメインの売買自体は違法ではないですが、ドメインが違法に使われている事例が増えてきているようです。

ここからは、違法に使われたドメインの被害に巻き込まれないように、注意喚起の意も込めて解説していきます。

「ドロップキャッチ」で獲得した中古ドメインを悪用する

中古ドメインは「ドロップキャッチ」という方法で取得されることがあります。

ドロップキャッチとは、更新期限が切れたドメインが一般開放されるタイミングで、別の第三者がドメインを取得する方法です。ドメイン獲得は、基本的に早い者勝ちなので、この行為自体は違法行為ではありません。

しかしこのドロップキャッチを、正当な理由で行う人もいれば一部の悪意ある人々がこれを利用することで、被害を受ける方々がいるようです。

また、大手レジストラでは、バックオーダーシステムというサービスが行われています。

ドメインバックオーダーとは、あらかじめドメインが開放される前に注文、入札しておくことによって優先的に手にすることが出来る権利を得ることです。

一定数のバックオーダーを受けているドメインに対して、ドメインレジストラーは一般開放される直前に登録の延長を行い、そのドメインをオークションにかけるといった仕組みがドメインバックオーダーシステムです。

悪意のあるサイトに誘導させる

期限が切れたドメインが悪意のあるユーザーにドロップキャッチされ、違法なサイトが立ち上がるケースが後を絶ちません。ドメイン名は変わらないので、以前のサイト訪問者が安易にブックマークやハイパーリンクからそのサイトに誘導されてしまう被害が発生しているようです。

特に中央省庁や地方自治体が行うキャンペーンサイトなどが管理していたドメインが不正利用されてしまうケースが多く散見されます。

自治体や公的なイベントで利用されたドメインは、Googleのアルゴリズムによって検索上位に上がりやすく、利用するユーザーも多いため、管理体制に脆弱性があると違法なドメイン利用に繋がってしまいます。

ドメインが悪用されることを防ぐ対策方法

ご自身が運用しているサイトを違法な使われ方から防ぐ方法をいくつか紹介いたします。

  • サイト閉鎖をした後もドメインを保持しておく
  • 取得できる組織が限定的なドメインを活用する(.lg.jp.go.jp.co.jpや.or.jp等)
  • サイトの閉鎖をSNSやアナウンスページなどで知らせる
  • 各種アカウント情報や被リンク元の変更、削除を行う
  • 他に所有しているサイトに予め301転送を行っておく

ドロップキャッチの被害を抑えるための一番の最善策は、そのドメインを保持しておくことです。

ドメイン解放はリスクが大きいので、ドメインの廃止をしたとしても、インターネット上には様々な形跡が残ってしまいます。その情報を悪用しようと考える人は当然必ずいるでしょう。

イベントやサービスが終了する際に、ドメインの廃止を検討すると考えられますが、最善策はやはりそのドメインを保持しておくことです。

また、政府や自治体などは、その使用が限定される.go.jpや.lg.jpなどを利用することで、他者の利用を制限できる可能性を高めます。
.co.jpや.or.jpなども、認められた法人や組織でないと取得が困難なため、一定の抑止力にはなると考えられます。

まとめ

中古ドメインの活用はSEO効果を高める重要な要素の1つです。

失敗を避けるために、中古ドメインを使用する場合にはそのドメインが過去に悪用された履歴が無いか確認することをおすすめします。

その上で、値段やジャンルなどの観点から、サイトを運用する目的に合った中古ドメインを選ぶと良いでしょう。

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このページは、”中古ドメインはSEO効果あり!当たりドメインの選び方とは?“に関連する記事です。

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