競合サイトのキーワード抽出と他社サイトの分析
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要約:
- ライバルサイトに追いつくには、まず競合サイトのベンチマークを行う。
- 上位表示化を実現しているサイトから競合キーワードを抜き出す。
- 競合流入キーワード調査ツールを使って無料で分析可能。
競合他社サイトの見つけ方と調べ方
SEOを行う際、闇雲にコンテンツを作るのではなく、まずは競合他社をベンチマークする方も多いと思います。
皆さんはターゲットキーワードで検索して、1ページ目に出てくるライバルサイトを1つ1つチェックしているでしょうか?
ここでは、競合サイトをどのようにピックアップした上で、どの部分の情報やキーワードを活用していくかを解説していきます。
SEOに効果のある競合サイトの分析方法をマスターしましょう。
競合サイトの探し方
競合サイトとは、その名の通りあなたのライバルとなっているサイトです。
例えば、「中古ドメイン」といったキーワードで上位表示を行いたい場合は、Googleで「中古ドメイン」で検索すると1ページ目に表示される(1位~10位)サイトが競合サイトにあたります。
もちろん、自サイトの検索順位が、10位以下といった後方にある場合は、11位以降も競合サイトになり得ますが、ここでは1ページ目に表示されているランカーサイトにフォーカスしていきます。
競合サイトの流入キーワード
上記のように、競合サイトのピックアップが完了したら、そのサイトの流入キーワードを知りたいと思うことでしょう。
競合サイトの流入キーワードを知ることが出来れば、そのキーワードを自サイトに移植してくることで、理論上はライバルサイトと同じ検索クエリでユーザーを確保することが出来ます。
つまり、成功しているモデルを踏襲することで、Googleが「1ページ目に表示してもよい」と、高評価をしているサイトと同クオリティのコンテンツ作成が出来てしまうと言えます。
しかしながら、そのライバルサイトの所有者でも無い限り、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleは見ることが出来ません。では、競合サイトのどこを見れば流入キーワードを把握する事が可能となるでしょうか?
競合サイトのページタイトルや見出しを見る?
「中古ドメイン」で上位表示化されているサイトであれば、ほぼ間違いなく「中古ドメイン」というキーワードでの流入数は多いと考えられますが、「中古ドメイン」といったクエリでGoogleから評価されるには、その他にどのようなキーワードを設定して流入を確保すればよいかがわかりません。
調査を行うには、まず「中古ドメイン」で成功している上位表示されたサイトと、「中古ドメイン」に関連するキーワードをGoogle検索した際に、オーガニック検索やリスティング広告に表示されるサイトを調べて、この2つが一致しているかを照らし合わせるといった作業が必要になります。
しかしながら、このような調査方法は地道な作業で、途方もない労力と時間を費やすことになります。
一方で、ピップアップしたサイトの中身を見て、ページタイトルやh1, h2, h3といった見出しに入っている共起語を抜き出していく方法も悪くはないですが、果たしてそのキーワードで「上位表示されているか」どうかは、上記と同じように1つ1つ検索を行ってチェックしていくほかありません。
また、これらのキーワードは、あくまでも共起語であり「流入が確保できているのか」といった肝心のデータは把握することが出来ません。
競合流入キーワード調査ツールを使って無料で分析する
そこで今回ご紹介したいのが、無料の競合キーワード調査ツールです。
このシステムを使用すれば、1つ1つのサイトを目視する必要はなく、当てずっぽうで流入キーワードをチョイスすることもありません。
本ツールは、対象となるキーワードを入力することで、1ページ目に上位表示化されている競合サイトが、どのようなキーワードで流入を獲得しているかをチェックすることができます。
タイトルや見出しなどで頻繁に使われているといった出現率をもとにした共起語ではなく、競合サイトが獲得を目指しているキーワード、流入しているキーワードを抽出しています。
前述したように、この抽出したキーワードで自サイトのコンテンツを構成する事により、Googleから評価されているサイトと同クオリティのコンテンツを保有する事が出来ます。
Googleサジェストキーワードや再検索キーワードとは性質が異なり、上位表示化を実現しているサイトから最適なキーワードを抽出するが可能なのです。
無料ツールを使った具体的な使い方と分析方法
競合流入キーワード調査を使って、「中古ドメイン」の競合キーワードを抽出した一覧データを見てみましょう。
以下は、「中古ドメイン」で上位表示されている9サイトをスマホで調査した結果です。
ご覧の通り、まずは最上段に1位~9位までのURLが表示されます。
その後に、競合キーワード毎の「重複回数」、「競合キーワード」、「月間検索数」、「競合率」といった項目が続きます。
「重複回数」とは、9サイトのうち、何サイトが該当キーワードにて流入を獲得しているか可視化しています。
また、「月間検索数」とは、その名の通り、該当キーワードが月間でおおよそ何回検索されているかを表した数値で、「競合率」は、ライバル数をおおまかに知ることが出来ます。
つまり、重複回数が多く、検索数が高く、競合率の低いキーワードが重要且つ狙い目なキーワードということになります。
もちろん検索数が低くても、ロングテールとしては非常に重要なキーワードにっている場合もあります。
また、競合率が高いからといって、本丸となるターゲットキーワードの上位表示化を狙うには、少々難易度の高いキーワードの取り扱いも避けては通れない場合があるでしょう。
これらの抽出したデータは、Excelにコピペする機能が実装されているので、それぞれうまくご活用ください。
成功しているライバルサイトのコンテンツを模範にして、自分のサイトに設定されているキーワードやコンテンツと見比べ、足りない部分は追加を行い、不要な部分は削除・修正していきましょう。
まとめ
別ページで解説している再検索キーワードを入れ込むことで、ユーザーに気づきを与える潜在ニーズのコンテンツを作成することが出来ますが、競合が獲得している流入キーワードである顕在ニーズを取りこぼしてしまっては、そもそも本末転倒であると言えるでしょう。
主観でコンテンツを作るだけではなく、優秀なサイトのベンチマークをしっかりと行い、上位表示化に成功しているサイトを踏襲することは基本中の基本と言えるでしょう。
YouTube動画 – 柏崎剛SEO対策チャンネル
よくある質問
📕競合サイトの流入キーワードを無料で調べる方法はありますか?
📖当サイトで公開している競合キーワード調査ツールは、無料でご利用いただけます。
📕競合サイトの見つけ方は?
📖ご自身が上位表示化を狙っているキーワードでGoogle検索を行った際、検索結果に表示されている一覧が競合サイトになります。
📕競合キーワードってどんなキーワード?
📖ターゲットのキーワードで上位表示されているライバルサイトが獲得している流入キーワードのことを指します。競合が獲得しているキーワードがわかれば、事実上ランクインサイトと同じキーワード戦略が行えることになります。
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この記事の執筆者・監修者。当サイトの運営者で、目からウロコのSEO対策「真」常識の著者。主にSEOの考え方について、現場での経験から、どのようにGoogle検索エンジン対策を行えばよいかを具体的に解説できるよう努めています。再検索キーワード調査ツール、トピッククラスター構築ツール、共起語検索ツール、競合キーワード調査ツール、キーワード候補調査ツール、検索ボリューム調査ツール、見出し抽出ツール、サジェストキーワード取得ツール、MEO順位チェックツールの考案者であり開発者。更に詳しくはプロフィールをご覧ください。SEO対策のお仕事に関するご依頼・お申し込みは、こちらのフォームから承っております。