共起語とは?SEOに使える無料の共起語ツールも紹介 | 柏崎剛のSEO対策研究室

共起語とは?SEOに使える無料の共起語ツールも紹介

共起語とは

更新日:

要約:

  • 特定キーワードで検索した際に上位サイト内で同時に使われることの多い言葉や単語のこと。
  • 無料またはお試し版の共起語抽出ツールで共起語を調べることができる。
  • コンテンツやブログ記事を作成する際に、共起語を用いた文章を掲載することで検索結果の上位表示が期待できる。

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SEOに効くと言われる共起語

共起語™SEOにおいて大きな役割を担っており、文章を構成する要素を組み立てる際に無くてはならない存在です。

SEOについて調べていると、「共起語を使用することが重要」と、解説しているサイトを目にする方も多いのではないでしょうか。

今回は、SEOの中でも最もポピュラーで基本と言われる共起語について触れながら、コンテンツ作成に役立つヒントを解説していきます。

共起語を意識して記事を書くことが出来れば、狙っているキーワードで上位表示化を実現できる可能性が高まります。
様々な関連キーワードが存在しますが、共起語とその他の関連キーワードの違い、共起語を抽出するための便利な無料ツールとその使い方などをご紹介していきます。

共起語とは

共起語とは、特定のキーワードと一緒に頻繁に組み合わせて出現する単語のことです。
読み方は「きょうきご」で、英語に訳すと「co-occurrence」となります。

例として、「スマートフォン」について書かれている記事には、関連性の高い「Android」「iOS」「アプリ」などといった言葉が頻繁に利用されています。

また、「旅行」を説明する場合には「観光地」や「宿泊施設」、「予約」などの単語が頻繁に使われることが予想されます。

特定のモノや事象を説明する際に、その共起語を意識して文章を作成すると、Googleは「他所との説明と比較して、話が大きくズレていない」というコンセンサスを考慮した評価を行うため、検索順位の向上に繋がることが期待できます。

また、人物名や組織名でも同じうような考え方で説明を行うとよいでしょう。
例えば、「柏崎剛」を説明する際によく使用される共起語は、「SEO」「事業」「対策」「WEB」「会社」「取締役」「プログラム」などになるため、私を紹介する場合はこれらの単語を含めた文章を作成をすればよいことがわかります。

しかし、この共起語を乱用したり、無理に文章に入れ込めばよいというものではありません。
本来、特定の事象や事柄を丁寧に解説する場合には、自然と共起語が出現することが多くなるので、過剰に意識した文章を作る必要はありません。

ユーザー満足度の高いコンテンツを作ることが前提になるので、共起語だけを意識してコンテンツを作成しないようにしましょう。

共起語とサジェストの違い

共起語とよく混同されやすい「サジェストキーワード」や「関連語」との違いについて解説します。
どのキーワードも似たような印象をお持ちの方も多いかと思いますが、その性質や用途はまったく異なるものです。
共起語とサジェスト、また共起語と関連語をそれぞれ比較しながら違いを理解していきましょう。

共起語サジェストキーワードの違い

共起語は、特定のキーワードに関する文章の中で、頻繁に登場する傾向のある言葉や単語を指すものと説明しましたが、サジェストキーワードとは何でしょうか?
サジェストキーワードは、特定のキーワードと組み合わせて検索される可能性の高い顕在キーワードのことです。
検索キーワードを入力すると、Googleの検索窓に自動的に表示されるキーワードがサジェストと呼ばれるのに対して、共起語とは前述のように特定のキーワードと一緒に出現する単語であるといった違いがあります。

共起語と関連語との違い

共起語に対して、関連語とはユーザーが入力したクエリに紐づく様々なキーワードのことを指します。サジェストキーワードはもちろん、潜在ニーズとなる再検索キーワードや特定のキーワードと同時に流入を獲得している競合キーワードが主な例として挙げられます。

共起語の正しい使い方や選び方

現在のGoogleアルゴリズムでは、書かれている文脈に違和感がないか、文章が適切かどうかを解析するのみで、コンテンツが本当に正しいことか、事実に基づいた内容かどうかの判断を完璧に行うことが出来ないと言われています。
Googleは特定のトピックに対して、まずは”コンセンサスの取れたキーワードや単語が使用されているか”といった安定した情報を評価する傾向が強いため、個人の主観を強く反映させた内容であると、システムで機械的に処理されている検索エンジンに対して、アプローチが不十分となってしまう場合があります。
目的のキーワードに親和性の高い単語で構成された文章を用いることで、Googleからトピックに対して関連性の高い記事として認識させることが重要になります。

共起語が適切に含まれたコンテンツを作成することで、文脈のブレを少なくすることで、常識的な内容から大きく乖離していない情報であると認識されます。

共起語が使用されていない記事のみで構成された文章の場合は、訪問者にとって読みやすい文章であったとしても、Googleのアルゴリズムにとっては有用なコンテンツとして取り扱われるとは言い切れません。

Googleにとって共起語は、検索意図が組み込まれた情報であるかを判断するための目印となり、最低限意識しておくべき存在であると言えます。

自分なりにトピックに対しての共起語マップを作成するなどして、文章中に自然な流れで共起語を用いられているかを都度確認することをお勧めします。

共起語の無料検索ツールの紹介

特定のキーワードから共起語を抽出するツールがいくつか存在します。
その中でも無料で共起語が取得できるおすすめのツールを以下でご紹介します。

私が開発した共起語ツール

ご紹介させていただきたいのが、私、柏崎剛が開発した無料の共起語ツールです。

“調査したいキーワード”を入力し、”対象プラットフォーム”と”調査する範囲”を選択するだけで簡単に共起語を調べることができます。
調査する範囲は、2Pまでを選択することで、より多くのライバルサイトを調査することが可能になりますが、負荷が大きくなるためレスポンスが遅くなる可能性があります。

共起語取得ツールには、Version1とVersion2が存在しており、それぞれ解析方法の手法が異なります。
各々の特性は、各ツールの詳細に記載していますが、初心者の方やわからない方は、最新版のv2を利用することをおすすめします。

パスワードは、私のTwitterにて公開中です。

最新のバージョン(v2)

https://www.tsuyoshikashiwazaki.jp/tools/cognate-v2/

旧バージョン(v1)

https://www.tsuyoshikashiwazaki.jp/tools/cognate/

ミエルカ

ファベルカンパニーさんが運営するサービス「ミエルカ」の紹介。
無料ではありませんが、お試し版の申し込みができるようです。
現在同サービスは、共起語には否定的で、ユーザー意図や競合が獲得しているキーワードをAIが自動分析するツールを提供されているようです。

https://mieru-ca.com/

パスカル

上位ページのコンテンツ内で使用しているすべてのキーワードを深堀りすることで、コンテンツの独自性の有無を定量的に判定するツールです。

基本プランは有償のようですが、今なら無料体験版を申し込めるようです。

https://www.pascaljp.com/form/freetrial.html

ラッコキーワード

有名なラッコツールさんの共起語検索です。
検索エンジンの上位20サイト内のテキストデータを解析して、共起語を抽出する機能を無償で提供されています。
シンプルで使いやすく、回数制限は存在するものの無料で調査することが可能な数少ないサービスです。

https://related-keywords.com/

共起語を自力で抽出するには?

自力でツールを開発する場合は、Pythonなどのプログラミング言語を用いて開発することになります。
言語に関しては、Python以外でもPHPやJAVAといった自分に合ったプログラミング言語を選べばよいですが、少なからず単語の品詞などの情報に基づき、自然言語を形態素と呼ばれる辞書的な単位にまで分割する「JUMAN」、「茶筌(ChaSen)」、「MeCab」、「KAKASI」といった形態素解析のフリーソフトを活用する必要があります。

もちろんツールは使わずに、ご自身で目視確認しながら共起語を抽出することも可能です。

機械的に共起語を抽出するのではなく、検索結果上位のサイトや気になるサイトのコンテンツを1つ1つ手作業で分析することにより、自動的に抽出された無機質なデータではなくなります。
時間はかかりますが、参考にするコンテンツを自分なりに決めて、丁寧に解析することで共起語を抽出することが可能です。

YouTube動画 – 柏崎剛SEO対策チャンネル

まとめ

共起語はGoogleに対して、”何について語っているのか”を知らせる手段として有効です。
SEOだけではなく、実際にサイト訪問者にとって読みやすさを高められる可能性が高く、コンテンツ制作者やライターは、執筆前やリライト時にしっかりと共起語をチェックしておくことをおすすめします。

しかしながら、共起語を闇雲に入れるだけでは、可読性の低下を招き、SEO効果を下げてしまう恐れがあることに注意しましょう。
共起語の特性や使い方を理解しつつ、わかりやすく専門性の高いコンテンツを作成するように心がけましょう。

よくある質問

共起語チェックに役立つおすすめのツールは?

共起語チェックに役立つツールは、キーワードに関連する単語やフレーズを分析し、コンテンツ作成やSEO対策に活用できるものです。 無料で共起語を検索する事が可能な共起語検索ツールがおすすめです。

共起語チェックとは何でしょうか?また、共起語チェックの意義は何ですか?

共起語チェックとは、特定のキーワードに関連する単語やフレーズを調べるプロセスのことで、SEOやコンテンツ作成において重要な役割を果たします。共起語チェックの意義については以下の通りです。

  • 関連性の高いコンテンツ作成
    共起語を用いることで、ユーザーのニーズに応える関連性の高いコンテンツを作成することができます。
  • 検索エンジンの評価向上
    共起語を適切に使用することで、検索エンジンによるコンテンツの評価が向上し、検索結果の上位表示につながります。
  • キーワード選定の参考
    共起語の分析を行うことで、より効果的なキーワード選定が可能となり、SEO対策の質を向上させることができます。

共起語分析の方法とその効果は何ですか?

共起語分析は、キーワードに関連する単語やフレーズを調査し、それらを理解してコンテンツやSEO対策に活用する方法です。効果としては、ユーザーニーズに合ったコンテンツ作成や、検索エンジンでの上位表示が挙げられます。

共起語とサジェストキーワードの違いは何ですか?

共起語は、あるキーワードと一緒に頻繁に現れる単語です。一方、サジェストキーワードは、ユーザーが検索エンジンで入力する際に、予測変換で表示されるキーワードの候補です。共起語はコンテンツ作成に、サジェストキーワードは検索意図の把握に役立ちます。

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