SEO対策で上位表示する為の目標と戦略
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要約:
- SEO対策は、目標・目的の手段となるキーワードを最初に決める。
- 広告コストが低く、集客効果が高いといった理由だけでSEO対策を選ばない。
- オーナーや広告主が持つコンセプトや強みを最大限に引き出すコンテンツを作る。
はじめに
本記事はSEO対策をこれから始めてみようと考えている方、またはSEOに関連するサービスを提供する仕事を行っている方にこそ見ていただきたい内容です。
ページの最後に1つだけどうしても伝えたいメッセージを記してありますので、宜しければお付き合いください。
尚、技術的は話には一切触れませんので、技術を学びたい方や読み進めていく中で知りたい事とは「違った」と思われた方は、SEOについての完全マニュアルである”【2024年最新】SEOとは?SEO対策の初心者からプロまで知っておくべき10の戦略“か、別の記事をご覧ください。
目標にするキーワードは何か?
みなさんはSEO対策を行うにあたり、どのようなキーワードで上位表示を獲得したいといった目標をお持ちでしょうか。
様々な理由や状況により、動機は異なるかと思いますが、例えばカフェをお持ちの方であれば、単純に「カフェ」で上位表示を狙いにいきますか?
または、「カフェ おすすめ 人気」と具体的な複合キーワードを目標に掲げるでしょうか。
佐藤家具(仮)
ここでは、サンプルとして家具ショップを例に出して説明していきます。
佐藤家具さんは、地方で小さな家具ショップを営んでいます。
このお店に協力をしているウェブコンサルタントの方から、以下のような依頼が来ました。
「家具で上位表示できますか・・・?」
単なる御用聞きか、何も考えていない。
更に話を進めて行くに連れて、
「その他に、なにか良いキーワードがあったら教えてください!」
という呆れた質問でした。
ここで誤解されないようにして頂きたいのは、決して「お店の規模」を馬鹿にしたり「キーワードの難易度」に落胆しているわけではありません。
そもそも聞く人を間違えている
さて、特にこれは問題だなと感じたのは、「なにか良いキーワードありますか?」という発言です。
そもそもどなたからの依頼で、どなたが商売をしているのでしょうか。
私はお店のオーナーではありませんし、責任者でもなく、ましてや事情も理解していません。
そのビジネスは、誰が何を目標として、どのような戦略で営まれているのか?
どういったニーズを持たれたお客様に来てほしいのか?
このような大切な部分をクライアントに聞かず、赤の他人に聞いてしまうくらいであれば、コンサルタントや代理店は辞めたほうが良いです。
この場合はオーナーに問題があるわけではない
どのような要望があったのかはわかりませんが、現場ではオーナーからコンサルタントへ事業への情熱や思いの丈、目標などを語っていたと思います。
100歩譲って「どうしたらよいか?」とオーナー(責任者)に聞かれたのであれば、ネットマーケティングに関する経験が疎すぎて、何を説明するべきかがわからないだけであると考えられます。
つまり、ヒアリング不足です。
少なからず、聞けば色々と出てくるはずなのです。
「うちの店は小さいけど、地元で30年も家具やを営んでいる実績があり、いい商品を扱っている自信はある。
全国の皆さんにこの商品の良さを知って欲しいし、ネット通販を導入して、遠方のお客様にも家具をお届けしたい!」
とか
「うちはカフェやレストランといった飲食店に人気なんです。
少し値段は高いですが、手作りの温かさもあり、見た目もオシャレで丈夫です!
1つ1つ思い入れのある作品なので、商品の説明やこだわりを発信したいんだ。」
というような目的を引き出せるのではないでしょうか。
家具屋さんは、ウェブコンサルタントでもなくSEOのプロでもないので、適切な情報を提供してくれるかはわかりません。
オーナーの目標を【WEBにどのような戦略で、落とし込めるか】が、腕の見せ所ではないでしょうか?
もう一度、改めてしっかりと聞いてください。
それでもなお、オーナーは、
「何を目標として良いかもわからんし、どういう客に来て欲しいかもわからん。やる気もないし、伝える事は何もない!」
と言いうようであれば、店を畳んだ方が良いとアドバイスをしてあげましょう。
まとめ
自身がSEOの相談を受けた経験をもとに語らせていただきましたが、そもそもこの場合はSEOの提案は必要なのでしょうか。
つまり、SEOという手段だけが決まっていて(要望されて)いて、目標や戦略が不明確な状態であると、このようなパターンが起こりやすいと考えられます。
「SEOをさせたい。それっぽい良さげなキーワードを誰か見繕ってくれないかな?業者にぶん投げちゃえ!」といったウェブコンサルタントさんや広告代理店さんは、自分事として改めて考え直してみてください。
もちろん、ご自身でホームページを運用されている方であっても、まずは「SEO対策が必要か?」といった基本的な部分から、「どういった目標があり、どのような人々に来てもらいたいのか」といった目的を、原点に立ち戻って考察してみてはいかがでしょうか。
YouTube動画 – 柏崎剛SEO対策チャンネル
よくある質問
📕上位表示とは
📖検索エンジンの検索結果で1~10位以内(1ページ目)に上位に表示されることです。
📕上位表示化に必要な要素
📖上位に表示される評価基準は200以上の要因から構成されていると言われています。
この記事の執筆者・監修者。当サイトの運営者で、目からウロコのSEO対策「真」常識の著者。主にSEOの考え方について、現場での経験から、どのようにGoogle検索エンジン対策を行えばよいかを具体的に解説できるよう努めています。再検索キーワード調査ツール、トピッククラスター構築ツール、共起語検索ツール、競合キーワード調査ツール、キーワード候補調査ツール、検索ボリューム調査ツール、見出し抽出ツール、サジェストキーワード取得ツール、MEO順位チェックツールの考案者であり開発者。更に詳しくはプロフィールをご覧ください。SEO対策のお仕事に関するご依頼・お申し込みは、こちらのフォームから承っております。