キーワード検索ボリューム(検索数)の調べ方は?Google日本語版
更新日:
要約:
- 検索ボリュームとは特定のキーワードで、どれほどGoogle検索されているかを示す数値。
- キーワードの人気度を把握できれば、サイトへの集客を増やすための手がかりを得ることができる。
- 有料のGoogle広告を使わなくても検索ボリュームを調査できる無料ツールがある。
すぐに検索ボリュームを調査したい方はこちら
検索ボリュームとは
検索ボリュームとは、GoogleやYahooなどの検索エンジンで、特定のキーワードが検索された回数のことです。
キーワードの人気度を把握できれば、算出されたデータをもとに、サイトへの集客を増やすための手がかりを得ることが可能です。
検索ボリュームの多いキーワードを検索結果の上位に表示することが出来れば、大幅な流入の増加に繋がるでしょう。
しかしながら、検索ボリュームの多いビッグキーワードは、競争率が高く、上位表示が難しい傾向にあります。
また、一方で検索ボリュームの少ないスモールキーワード(ロングテールキーワード)は、上位表示されても検索流入があまり増えませんが、競合が少ないため上位表示化が比較的容易です。
このように、検索ボリュームからそれぞれの特性や難易度を導き出して、SEOを行うための指標として利用することができます。
月間検索数と年間検索数
月間検索回数は、その検索ワードが1ヶ月にどれだけ検索されたかを示す指標です。
同様に、年間検索数とは、その検索ワードが1年間でどれだけ検索されたかを示します。
1日の検索回数は、月間検索数をおおよそ30(日)で割った回数となります。
一般的に、月間検索回数が1万回以上あるキーワードをビッグキーワード、数百~数千回程度あるキーワードはミドルキーワード、それ以下の10~100程度はスモールワード(ロングテール)と呼ばれています。
ただし、各キーワードには、厳密な定義はないので、あくまで目安として覚えてください。
Googleの検索ランキングと推移の調べ方
最近の急上昇したキーワードや、トレンドのキーワードはGoogleトレンドで知ることが可能です。
このオンライン検索ツールは、特定の期間にどのようなキーワードがどのくらい検索されているのか、推移と数値を確認することができます。
また、年間の検索数ランキングは、リアルタイムではありませんが、2021年Google検索ランキングとして公式ブログで発表されています。
その他Googleのデータではありませんが、TwitterといったSNSのホットワードをチェックすることで、リアルタイムに話題となっているキーワードを知ることが出来るでしょう。
自分の名前の検索数もわかる?
あなたは、検索エンジンで「自分の名前」を検索したことはありますでしょうか。
ご自身の本名をインターネット上に公開している方は多くはありませんが、経営者やインフルエンサー等、個人を特定できるような名称を公開して活動されている方もいらっしゃるはずです。
そのような方の場合は、ご自身のニーズを月間検索数から知ることが出来ます。
これは最近注目されているE-A-Tにも紐づく指標にもなり、どれほど知名度があるかをGoogleが数値化してサイトのランキング要素としてデータ化している可能性があります。
知名度があるという事は、なんらかの理由で話題になっているということです。
ポジティブで肯定的なニーズの場合もありますが、ネガティブな話題で注目されていることもあります。
Googleは、指名検索が行われるような人気のある人物や組織が監修・運営しているサイトをE-A-Tで評価していると言われています。
SEOにおいては、個人の月間検索ボリュームは、信頼性・専門性・権威性と密接に結びついていると考えられるため、自分の名前がどれほどの検索されているか、どのように推移しているかチェックしてみるとよいでしょう。
また、ポジティブなのか?ネガティブなのか?どういった検索意図で名前を調べられているかは、サジェストキーワードや再検索キーワードを見ることで確認できる場合があります。
YouTubeのキーワード検索ボリューム
YouTubeの検索数は、通常のGoogle検索とは異なり、入手のしにくいデータです。
現時点では、日本語のYouTubeキーワードの検索数を正確に把握する方法が存在していません。
「人気キーワードの一覧」を見て、おおよその話題性は推測する事が可能ですが、具体的な数値を調べることは困難です。
しかしながら、GoogleとYouTubeの検索ボリュームは相関性が高いので、Googleの検索ボリュームからある程度の検索数を知ることができます。
月間平均検索ボリューム調査ツールの紹介と使い方
Googleキーワードプランナーを利用すれば、大体の検索ボリュームを把握することが出来ます。
しかしながら、正確な数値を把握するには、Google広告に課金を行うか、専用のサービスに登録を行わなければなりません。
当サイトでは、本来は無料では使えない”月間検索ボリュームを調べるツール“をキーワードプランナーの代わりに公開しています。
フォームにキーワードを入力するだけなので、直感的に使用することが出来ます。
過去12ヶ月から今現在までの検索ボリュームの推移を正確に調べることが可能な無料ツールですので是非ご活用ください。
その他の検索ボリュームを調べるツール
その他にも有料、無料と様々ですが、月間検索ボリュームを調査できるツールが存在しています。
ここではおすすめのツールをいくつか紹介しますので、ご自身にあったツールを見つけてください。
Ubersuggest
基本は有料ツールとなりますが、制限内で様々なキーワードを調査することが可能です。
もちろん検索ボリュームの調査も可能ですが、無料版を利用している場合は、1日あたりの検索回数やデータの表示などの機能制限があります。
海外製のツールですが、日本語でのサポートも充実しており、検索ボリュームの他、キーワードの難易度、被リンクの詳細などを確認することができます。
ラッコキーワード
Google検索における月間検索回数(検索ボリューム)の取得を、有料プランのみで提供されています。
推測データや古い過去データは使用せず、最新のデータをGoogleから取得しているようです。
ご利用になられる方は、まずは機能や料金表などを確認した上で検討されるとよいでしょう。
Aramakijake
老舗のAramakijakeさんは、検索ボリュームの推定値をGoogleとYahooに分けて取得することができるツールです。
一回の検索に調べられるキーワードは1つのみですが、軽量且つ直感的に操作が可能なので、数少ない無料で利用出来るツールです。
実際のデータと多少の乖離やズレがあるとの話もありますが、私はそこまで誤差はないと感じています。
まとめ
マーケティングを意識するのであれば、高い精度で検索数を調べる必要があるでしょう。
検索回数は、Googleを利用するユーザーの需要が反映されているもので、コンテンツを作成する際には、貴重な参考要素となります。
しかしながら、ユーザーの流入や獲得は、検索数だけ見るものではなく、様々な指標も考慮してコンテンツを作成していくことが重要です。
ユーザーのニーズは時期によって移り変わるので、定期的に再検索キーワードやサジェストキーワードの調査を行って、Googleにもユーザーにも好まれる適切なコンテンツを提供していくことを心がけましょう。
YouTube動画 – 柏崎剛SEO対策チャンネル
よくある質問
📕検索ボリュームとは?
📖検索ボリュームとは、あるキーワードが検索エンジンで検索された回数のことです。キーワードの人気度を測る指標として利用されることがあります。
📕キーワードプランナーで検索数がわかる?
📖Google広告を有料で利用すれば、キーワードプランナーでも正確な数値を知ることが可能ですが、検索ボリューム調査ツールを使えば、無料で検索数を調べることが可能です。
📕YouTubeの検索回数を知る方法は?
📖YouTube検索の検索数は、現時点で公式に公開されていません。
feedback
この記事の執筆者・監修者。当サイトの運営者で、目からウロコのSEO対策「真」常識の著者。主にSEOの考え方について、現場での経験から、どのようにGoogle検索エンジン対策を行えばよいかを具体的に解説できるよう努めています。再検索キーワード調査ツール、トピッククラスター構築ツール、共起語検索ツール、競合キーワード調査ツール、キーワード候補調査ツール、検索ボリューム調査ツール、見出し抽出ツール、サジェストキーワード取得ツール、MEO順位チェックツールの考案者であり開発者。更に詳しくはプロフィールをご覧ください。SEO対策のお仕事に関するご依頼・お申し込みは、こちらのフォームから承っております。