SEO対策研究室は2026年8月8日、ブラウザ標準の新しい仕組み「WebMCP」に対応しました。当サイトのページを開いたAIエージェントが、公開情報の検索・取得をその場で行えるようになります。
WebMCPはW3Cのコミュニティグループで策定が進む新しい規格です。Chromeでは2026年5月に開発者向けの試験提供が始まり、現在はオリジントライアル(本番環境での試験導入)の段階にあります。当サイトは、この試験導入の枠組みに登録したうえで対応を完了しました。閲覧者がブラウザの設定を変更することなく、通常のChromeで動作します。
対応内容
ページを開いたAIエージェントが、以下の6つの機能をその場で利用できます。2026年8月7日に公開したMCPサーバーと同じ内容です。
- 公開情報の横断検索:コンテンツ種別・公開日で絞り込んだ検索。
- コンテンツの全文取得:検索で見つけた1件の本文とメタデータ。
- テーマ別の見解調査:被リンク・内部リンク・LLMOなどのテーマについて、関連する公開情報を情報源の種別ごとに整理して取得。
- サイト概要・運営者プロフィールの取得
- 業種別SEOなどの取り組み一覧
- 更新日の新しい順の一覧
いずれも読み取り専用です。返却する情報には正規URL(canonical URL)と情報源の分類を付与し、サイトの公式ポリシーと解説記事を区別しています。
利用条件
| 対応ブラウザ | Chrome 149〜156 |
| 閲覧者側の設定 | 不要 |
| Edge | 未提供(同一エンジンのため追随が見込まれます) |
| Firefox・Safari | 仕様策定には参加。提供時期の表明はありません |
| 提供期限 | 2026年11月17日 |
Chrome 151(設定変更なし)にて、当サイトのページを開いた状態で6つの機能が登録され、検索機能を実行して結果が返ることを確認しています。
当サイトが行った対応
WebMCPへの対応は、スイッチを1つ入れれば終わるものではありません。当サイトで実施した作業を記載します。
1. 連携用スクリプトの設置
当サイトは配信基盤にCloudflareを利用しており、WebMCP用のスクリプトをHTMLへ自動挿入する機能を管理画面から有効化しました。サイト側のコード変更は不要です。
ただし、有効化しただけでは機能が1つも公開されません。管理画面で「ツールパック」を保存するまで、スクリプトは読み込まれても何も登録しません。
2. 接続先の中継
このスクリプトは、同じドメインの /mcp という決まったパスにのみ問い合わせます。接続先を指定する設定項目はありません。
当サイトのMCPサーバーは別サブドメインで稼働しているため、そのままでは接続できません。接続先ホストを書き換える機能は上位プラン専用です。そこで無料プランで利用できる「Snippets」に転送処理を置き、/mcp への問い合わせだけをMCPサーバーへ中継しています。人が閲覧する案内ページは従来どおり表示されます。
3. 転送するデータの制限
転送処理では、受け取ったデータをそのまま渡すと、閲覧者のログイン情報(Cookie)まで別サーバーへ届いてしまいます。ブラウザは本来ドメインをまたいでCookieを送りませんが、転送処理がその境界を越えてしまうためです。
当サイトでは転送する項目を許可リスト方式に変更し、Cookieおよび認証情報は転送しない構成としました。応答側も同様に制限し、MCPサーバーが発行した情報がサイト側に持ち込まれないようにしています。
4. オリジントライアルへの登録
WebMCPは試験段階の機能のため、既定では無効になっています。当サイトはGoogleのオリジントライアルにドメインを登録し、発行されたトークンを全ページに設置しました。閲覧者側でブラウザの設定を変更する必要はありません。
ご注意
- 本機能は、閲覧者がブラウザで当サイトのページを開いている場合にのみ動作します。自動巡回では動作しません。
- 現時点で本機能に対応するAIエージェントは限られます。通常の閲覧では体感の変化はありません。
- 連携用のスクリプト(約47KB)を全ページで読み込みます。非対応のブラウザでは読み込み後すぐに終了します。
- 提供期限は2026年11月17日です。期限到来時に本記事の内容を見直します。
従来どおり、Claude・Codex・Gemini等のAIツールにMCPサーバーを登録してご利用いただく方法も引き続き提供しています。エンドポイントは https://mcp.tsuyoshikashiwazaki.jp/ です。







