SEOにおけるエンティティとは?なぜ重要視されているのかを解説!

エンティティの説明図 - Googleが人物や事物を実在する存在として認識する概念の図解
dateModified:2025年10月27日 11:22

要約

SEOのエンティティとは

人間が見れば単語の羅列ではなく意味があることが分かり実在の判断ができる。機械であるGoogleもエンティティ概念で認識ができる

エンティティ(entity)は、英語で「実体、存在、実在物」という意味を持っており、独立して存在する実体や存在を意味するデータモデルの構成要素であり、ニュアンスを表現している単語です。エンティティ(entity)という言葉はSEO以外でも一般的に使用される単語ですが、ここ数年でSEO界隈でもエンティティは注目を集めています。

エンティティとは概念を指しており理解するのが難しいとされています。

SEOにおいてのエンティティは、固有の対象物(固有名詞)の単語やフレーズが実体を指すという概念も持っています。

具体例として「柏崎剛」と検索すると、現在は「SEOプロフェッショナルの柏崎剛という実体のある一人の人物」としてGoogleに理解されており、検索エンジンナレッジパネルを通して表示されています。

SEOプロフェッショナルの柏崎

人間であれば、文字や単語の組み合わせが何を意味するのかを瞬時に理解できます。しかし、Googleは当然ながら人間ではなく機械であるため、文字や単語の羅列を『どこまで把握できているのか?』という問題に発展します。ここでエンティティというデータモデル構成要素が役に立つことになるのです。

検索エンジンに「柏崎剛」という3文字の”文字列”が入力された際は、単なる文字列という理解ではなく一個人(人)として現在は認識・表示されています。

私自身の他にも、同姓同名の格闘家の「柏崎剛さん」であったり、漢字は異なるものの、国内で議員を務められている「柏崎つよし」さんもいらっしゃるようです。

このような場合、検索エンジンがエンティティという概念を用いることで、検索者の行動履歴や補足で用いられた複合キーワードを鑑みて、「おそらくこの柏崎剛を探しているのだろう」といった、より人間に近い感覚でクエリを捉え、結果を返すことができるようになります。

エンティティは人物だけではなく、物、地名、商品名といった固有名詞全般に機能しますが、一般名詞では作用しません。

ナレッジグラフとは

ナレッジグラフとは、検索エンジンでクエリを入力し検索した際に、ナレッジパネルという機能を通して検索結果の上部に表示される情報です。ナレッジパネルは、カード形式で画像を使い大きく表示され、クエリに関するエンティティ情報が掲載されています。ナレッジグラフに格納されているデータははGoogleがWEB上の様々な情報から評価判断を行った上で構成されています。サイト運営者側が直接書き換えたり、自力でエンティティを作ったりすることはできませんが、ナレッジグラフに採用されるための効果的な施策は存在します。

物、人、商品名、地名、団体名といったエンティティ(実在)をGoogleに伝えるためにできるだけ多くの情報がWEB上にあることが望ましいでしょう。

エンティティとキーワードの違い

エンティティとは固有名詞の実在する概念を意味し、キーワードは単なる文字やアルファベットの羅列です。エンティティとキーワードの2つの違いはとても分かりにくく、曖昧になっています。

キーワードとは検索する際に検索窓に入力する文字列で、クエリ(検索クエリ)と言われています。漢字、数字、英単語、アルファベットなどがただ並べられているという解釈です。

「柏崎剛」を例に挙げると「柏」「崎」「剛」という日本語の漢字3文字が並んでいるだけ、という認識です。これが見た瞬間に人である(だろう)と推測できるのはあなたが人間だからであり、文字列があなたの知識の中で人間の名前だろうと予測させたからです。機械であるGoogleにはエンティティ概念が無いとこれが理解できません。

エンティティの概念では、「柏崎剛」というクエリが検索された際に、柏崎剛はSEOプロフェッショナルとして実際に存在する人であり、目からウロコSEO対策「真」常識という書籍を出版している著名人である、との認識のもと、結果がまとまって表示されているのです。

キーワードとして、ただの文字列であった「柏」「崎」「剛」という3文字の単語の集合体は、「実在するSEOプロフェッショナルの柏崎剛という人間」とエンティティ概念により人間らしく検索結果に表示されます。

検索者にとっても、「柏崎剛とはこういった人物(人)である」と一目でわかりやすく検索結果に表示されることで、ユーザー体験向上につながります。この仕組みを実現するために、Googleの持つエンティティが大きく作用していることが分かります。

エンティティとE-E-A-Tの関係性

エンティティを語る際は、E-E-A-Tの概念が切っても切り離せません。

E-E-A-T(イーイーエーティー)とは経験専門性権威性、信頼性の4つを英語で表した際の頭文字を取って作られた言葉で、Googleの検索品質評価ガイドラインで定義されています。

Googleは「品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加」を2022年12月15日に発表しE-E-A-Tとして評価していくこととしています。

実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価されます。状況によっては、そのトピックに関連して実体験をもつ人が作成したコンテンツが最も高く評価される場合もあります。

エンティティが「実体がある」「実在する」ということを重要視する概念であり、E-E-A-TのExperienceのEは実際の経験を意味しています。

実体験がコンテンツに盛り込まれていることをエンティティ概念が実際に存在するとして評価するという一連の繋がりはE-E-A-Tとエンティティがどちらも重要で相互に補完し合っているとも言えるでしょう。

Googleトレンドでのエンティティ

Googleトレンドでもエンティティを見付ける事ができます。

Googleトレンドは今最も検索されている注目のワードやトピックを検索出来るトラッカーです。Googleトレンドの検索データと機械学習に基づいてキーワードの推移が見られ、Googleによって無料で提供されています。

ここにキーワードやトピックを入力してみましょう。エンティティに基づき、画像や職業が表示されています。Googleはエンティティをトピックと表現すると言われています。

例として柏崎剛で調査すると、トピックとして認識されていることがわかります。

グーグルトレンド柏崎剛を検索するとトピックとして表示されている

世間で言及され検索が増えるなどサイテーションの増加に伴い、Googleトレンドでエンティティの認識状況を確認することが可能です。

まとめ

エンティティ(entity)とは検索された固有名詞をGoogleが実体があると認識することで“より人間らしい”検索結果画面を表示する概念です。

理解することが難しいとされている概念であり、多くの情報が無い現状です。

機械である検索エンジンが入力された単語をエンティティという概念によって理解し分類しており、意味を持たせ表示していることを理解しましょう。

エンティティを意識した活動やサイト構築を行っていくことが今後は必須になるでしょう。

独自調査と集計結果

エンティティSEOについて、あなたの現在の理解や取り組み状況に最も近いものをお選びください。

よくある質問

📕SEOにおけるエンティティとは

📖検索されたキーワードが実体があるかを意味するデータモデルの構成要素のこと

📕エンティティ検索とは何ですか

📖ユーザーが検索窓に単語を入力して検索した際に、ユーザーの検索意図に沿った結果を表示させること

📕エンティティの直訳は

📖実在するもの、存在物、実体。

柏崎 剛

SEO Professional

柏崎 剛 (かしわざき つよし)

SEO対策研究室

SEO対策研究室の室長、株式会社コンテンシャル代表取締役を務める。長年WEB業界に携わった経験をもとに、SEO対策とAI活用を具体的かつ実践的に解説。SEOの技術的な部分だけでなく、コンテンツ戦略内部設計、ページ速度改善など、広く現場で活用できるノウハウを提供。実際の検証データや豊富な成功事例失敗談も交えながら、すぐに役立つ施策をお伝えします。

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